マンションのベランダを借景(しゃっけい)風に!!
今日は、借景についてお話したいと思います。
借景(しゃっけい)は本来、中国庭園や
日本庭園における造園技法のひとつです。
庭園外の山や樹木、竹林などの自然物等を
庭園内の風景に背景として取り込むことで、
前景の庭園と背景となる借景とを一体化させて
ダイナミックな景観を形成する手法です。
庭園外の自然物等についても同様に庭園景観の重要な構成要素とします。
岩倉の円通寺は、比叡山を借景とした
見事な枯山水庭園として特に有名です。

現在はなかなか立派な日本庭園のお宅はありませんが、
最近は山や海、隣家の庭までも利用させていただき
家からの景色をよくする設計にも借景という言葉を使うこともあるようです。
隣家の庭の場合は、葉表(はおもて)を見るということでいえば
北側の窓からの風景を借景した方がきれいです。
書斎やアトリエなどは、日射が入らない方がいいですから、
この借景を利用できるとより楽しい部屋になります。
また、近年の高気密・高断熱住宅では、
夏にあまり日射が入り込まないような設計が望ましいわけですから、
却って北側に大きな窓をとって
借景を味わう方がよりエコ的なスタイルだとも言えるでしょう。
マンションでも、ベランダのコンクリート面を見せずに、
フローリングを長手に敷き、ベランダにも同様な方向、
できれば同じ巾のデッキを敷くことで、
内外を切らないようにします。
そこに植栽をうまく配置し、海、山、空につながるようにすることで
部屋をより大きく見せることもできますし、
自然物とより一体感ができるという訳です。
戸建のデッキなどでも同様です。

先日、ディスニーシーに子供と行ってきたのですが、
高い場所からは入り江の堤防(ディズニーシー内の)の
向こうに本物の太平洋が見えました。
擬似的な入り江の水面と本物の広い太平洋が
前後に連続して見えるために港が本物に見え、
ディズニーシーのスケールがよりダイナミックに感じられました。
これも借景といえるのかも知れませんね・・・。
(RIS)
※上記の内容は、掲載(09/2/24)時の情報を基に作成しております。
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