構造・耐震

中国、北京のウォーターキューブ?

先日、北京オリンピック関連のニュースで競泳選手陣が選手村入りし、「国立水泳競技場」で初練習を行ったという報道を見かけました。柴田亜衣選手はスタート側とターン側に客席がない会場の印象を「狭い感じ。(プールは)明るいし泳ぎやすいと思う」と話し、森田も「狭く感じる」と感想を語ったそうです。この「国立水泳競技場」もオリンピックのために新たに建設されたものです。

 

オーストラリアの大手建築設計事務所PTWアーキテクツが設計。泡の集合をイメージしたファサードです。泡に関連する古い物理学上の問題を基にして、膨大な処理計算の末、泡のパターンを導き出したそうです。遠くから見ると平面的に見えますが、やはり近くで見てみると泡が一つ一つ膨らみを持って迫力を感じます。太陽の下で輝く外壁は氷のようでもあり、不思議な存在感を持った建築です。「鳥の巣」では問題視された構造ですが、こちらの建築は柔軟性が高いため、地震の荷重にもうまく対応するとのこと。

 

この二つの建築は隣接しているのですが、共に幾何学の集合をモチーフとして形状自体はかなりシンプルな外観を持っています。建築同士の相性は良いのではないでしょうか。どちらも新たな建築の可能性を広げています。北京市内では今、レム・コールハースによるCCTV(中国中央電視台)やポール・アンドリューによるオペラハウス(中国国家大劇院)など、国際的に評価の高い建築家によって新しい建物が次々と建設されています。ヨーロッパに飽きた方は中国に建築見学旅行に行ってみてはいかがでしょうか。

 

(fune)

 

※上記の内容は、掲載(08/7/25)時の情報を基に作成しております。

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